平成29年度補正「ものづくり補助金」の審査における加点ポイントは以下のとおりです。
①「生産性向上特別措置法(案)」に基づいた、固定資産税ゼロの特例を措置した自治体において、当該特例措置の対象となる「先端設備導入計画」の認定企業。
②有効な期間の「経営革新計画」の承認(申請中を含む)、「経営力向上計画」の認定(申請中を含む)、地域未来投資促進法の「地域経済牽引事業計画」の承認(申請中を含む)のいずれかを取得した企業。複数の申請をしても加点は増えない。
③総賃金の1%賃上げ等に取り組む企業。
④小規模型に応募する小規模企業者。
⑤九州北部豪雨の局地的激甚災害指定を受けた市町村に所在し、被害を受けた企業。
一般型の補助率アップの要件(「先端設備導入計画の認定企業」、「経営革新計画」の承認企業)が加点の対象になっています。
「先端設備導入計画の認定企業」が補助率の増加に加えて、優先的に採択されることがわかります。
仮に設備投資額が2000万円を超えるて補助率1/2でも2/3でも補助金の上限となる場合でも、「先端設備導入計画」の認定企業の方が優先的に採択されるということのようです。
しかし手続きが増えること、また事業期間が短くなる危険性もありますので、どのような加点を狙うかは事業者の判断になります。