ものづくり補助金活用にあたって(1)補助金の概要

2月5日に公募が開始された平成27年度補正「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金(通称:ものづくり補助金)」は平成24年度補正予算から4年連続での募集になります。

(1)補助金の概要

補助金には【革新的サービス】と【ものづくり技術】の2つの類型があります。

連携帯で応募する場合は両方を跨ぐことも可能です。

さらにそれぞれ以下の3つのカテゴリーがあります。いずれも補助金の下限は100万円です。

 ①一般型(補助上限1000万円、補助率2/3、設備投資必須)

 ②小規模型(補助上限500万円、補助率2/3)

 ③高度生産性向上型(補助上限3000万円、補助率2/3、設備投資必須)

小規模型は設備投資が必須ではありませんが、①一般型と③高度生産性向上型は設備投資が必須で、補助金の対象になるのは「機械装置費」、「技術導入費」、「運搬費」、「専門家謝金」だけです。つまり補助金を活用して、事業に必要な機械設備を導入することを促進する補助金といえます。

(2)スケジュール

 公募期間 平成28年2月5日~4月13日

 採択   平成28年6月

 事業終了 平成28年12月31日(小規模型は11月30日)

補助金は補助事業者として採択を受けたのちに交付申請を行い、然るべき審査の後、交付決定を受けて補助事業が開始されます。

つまり補助事業の開始は早くても8月以降と考えられますので、事業期間は4~5か月と過去のものづくり補助金と比較して大幅に短期間であるのが特徴です。

(3)平成27年度補正ものづくり補助金の特徴(平成26年度補正との違い)

 ・設備投資の支援が中心

 ・補助金額の引上げ(高度生産性向上型のみ)

 ・事業期間が短期間

 

※申請を検討されている事業者様は公募要領をご確認ください。